Vol.11 やっぱりコレクタ? 案浦浩二

NeXTstation Turbo ColorCPU:68040(33MHz)
メモリ:32MB
ハードディスク:400MB

マイクロコンピュータと出会ったのは、もうずいぶん前になる。
8080や6800が登場したころだが、まだまだ価格が高いので、ナショナルセミコンダクタのSC/MPで小さいのを自作した。
メモリーは1.5Kのチップを8個買ったが、熱暴走するのには参った。
キーボードは無いので、トグルスイッチを使った。
DECのミニコンのようだった。

それから、Appleが登場したが、とても高かったので、横目で見ながら最初に買ったのは、NECのPC8200というラップトップだ。
300bpsでCompuServeをしたのもこの頃だ。
まず、まがいものの(本多通商版)AppleIIを買い、それから本物のAppleIIcになり、LisaやMacに、すっかりハマってしまった。

NeXTに憧れるのも当然のことで、今までのコンピュータには無い先進の洗練されたソフトウェアや開発環境は信じられなかった。
商業的には成功しなかったとは言え、NeXTstationTurboColorが出た時に、無条件に200万円でカラープリンター込みで購入した。
考えてみると、今、200万円出しても惜しく無いと思えるコンピュータは他にはない。

その後、ディスプレイが死にかけたので、修理を依頼したが新品価格と変わらなかった(黒いのを集めるのも楽じゃない)。
とは言え黒いディスプレイにこだわったので、泣く泣く新品を手配した。本体は、アメリカで保守部品として買った。
今でも社内にあるが、もうNeXTも安く買えるので、社内のシステムはこれで開発しようと考えている。
安く、安定して、頑丈なシステムが簡単にできる。
顧客にはお勧めできないかもしれないが、自社は大丈夫だ。
今年は、NeXT Cube/ Dimensionボードを買いたいと思っている。

もうすぐ、MacOS Xの正式版がリリースされる。
今までのMacOSと操作は変わるが、NeXTの流れを受け継いだMacOS Xは今までで一番美しいUNIXではないだろうか?

もう、20年近くも各社のシステム開発をしているが、言語やOSがころころ変化し習得が難しくなっているのを感じたので、QuickTime Streamingを使った通信講座を開始するようにした。

今までのMacOSの開発をしていて、MacOS Xに変わるのは大変かも知れないが、努力する価値はある。
システム開発で重要なのは、開発速度と柔軟なシステム、それに少人数で大規模なシステムを開発出来る環境、最後にプログラムの美しさだ。
Web開発等、表向きはわからないが、内部は大変なシステムが多いので、MacOS Xは清涼剤となることだろう。

結構、今でも欲しいのが多い、Sinclar QL, NeXT Cube, Newton, MagicLink(あっ、これは持ってた), それに、AppleII用のゲーム、いいのがあったら、メール(koji@annies.co.jp)ください。やっぱりコレクタだったのだろうか?

(案浦浩二)

 

アニーズクラフトといえばiMacサーバーを立ち上げている事が有名。 お仲間探偵団のメンバーなどが参加しておりMacOS8の時以来たびたび行われたマック系のスタンプラリーもこのサーバー。 案浦さん自身は、私も昨年の夏に福岡で行われたMac In Kyusyu 2000で初めてお会いしましたが非常に気さくな方でしかも非常に若く見える(もてるだろうなぁ・・・)。 みなさんもお会いになったら是非、本当の年齢を聞いてみてください。

(MacTreeProject)

案浦浩二
Koji Annoura


株式会社アニーズ・クラフト代表取締役 NEC系のソフトハウス経て15年前に独立。現在は日本で最初のMacOS Xセミナーを開催するなどMacOS Xの普及活動に力を入れる。著書「MacOSXServer徹底活用ガイド」(共著)ほかAnnies Craft,Inc.

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