Vol.105 何処にでも一緒に行くパートナー 東 三千雄

iBook-DualUSB

「学生のPC所有が必須」という大学に入学して以来、入学祝いとして親から譲ってもらった PowerBook G3 (Pismo) を持ち歩くという日々を送っていたものの、そのサイズと重量に耐え切れなくなってきた頃に発表されたのが クラムシェル型からフルモデルチェンジした 白色のiBook。
白色という自分には明る過ぎるカラーリングに多少の抵抗を覚えたものの、学生の自分で買うには18万円弱というその安価さと、ポリカーボネート外装と充分な余裕スペースに助けられた丈夫さ、小ささ、そして1時間超という電車通学時間を潰すためにDVDビデオを見れる環境が整う 12inchモデルの iBook は自分にとっては願っても叶ったりのマシン。

そんなこんなで、発売されて直ぐに購入してからと言うものの、幕張メッセや東京ビックサイトという東京近郊の展示会場に止まらず、大阪やサンフランシスコ、ニューヨークというMac関連の展示会に出掛ける際のパートナーとして、自分と共に飛び回るパートナーとして大活躍してくれました。
しかし、そんなiBookとの別れは余りにも突然のこと。
アメリカ サンフランシスコで開催されたApple WWDC2003 のパーティ会場にて一瞬目を離した隙に置き引きに遭い、そのまま行方不明。
渡米直前にバックアップを取ってあったので被害は最小限に食い止められたものの、それでも愛機と1週間分余りのデータが無くなるショックは相当のモノ。コンピュータは未だに高価な機械ですので、出掛けた際には機材の管理をしっかりして、バックアップは日頃から取っておきましょうという教訓を身を以て学びました。
置き引きに遭って以降、半年余りは知り合いから貸りた貸出機の iBook G3 を使用していたものの、その処理速度の遅さからプレスセンターでの速報画像のアップ処理で他社スタッフに圧倒的な差を付けられるのに耐え切れずに、またもや同型の、しかしながらプロセッサはPowerPC G4となっていた現在の愛用マシン iBook G4 (12inch) を購入。

それ以降、iBook G4 は Firewire接続のCFカードリーダを使ってデジカメ画像を取り込んで編集をしたり、iPod mini/iPod shuffleの母艦として使用したりと大活躍しています。
この春には報道関係の仕事を卒業し、ネットワークエンジニアとしての第一歩を踏み出しましたが、ナップサップに放り込んでも、キャリングカートに放り込んでもビクともしないという、iBookの頑丈さに助けられて日々の業務をこなす毎日です。
必要充分のスペックと共に、他マシンを寄せ付けない頑丈さを兼ね備える iBook。
これからも何時でも何処でも業務をこなす、自分の道具として使い倒して行きたいと思います。

Michio Higashi
東 三千雄
OpenBase International JAPAN の ネットワークエンジニア。
これまでMac系情報関係者として業界に関わって来ましたが、この春からは Xserve や Xserve RAID、大量のMac OS端末と格闘する日々。Mac OS Xがもっと企業や教育機関に普及する様に、立場を変えて頑張ります。
今回は、お宝の東さんに、お願いしました。知らない間に、openbaseに入っていたんですね。 これからも活躍に期待します。

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