Vol.103 「みろよ、俺たちは、あの顔が見たくて、この仕事をしてるんだ」 松原 政昭

Macintosh Plus

軽自動車ジムニーに乗る、図体のでかいスティーブ・サリカがそう言った。
私は、ちょうど5年勤めてもらえるサバティカル(リフレッシュ休暇)で同じ会社の同僚の
所に遊びにいっていたのですが、その際、彼の家がある町カリフォルニア州サンタクルーズの
小さなMacintosh販売店に行ったところ、5歳くらいの女の子が店のMacintoshを使って食い入るようにして
絵を描いているところでした。

初めてのパソコンはシャープ製のMZ-80というパソコンでした。
当時のパソコンはフロッピーディスクという物すらなくカセットテープでプログラムを
保存するという代物で、ザ・ベーシックという雑誌のBASIC言語で書かれたプログラムを
入力してたわいもないソフトを動かすという物で
その後、パソコンという物に幻滅してしばらく遠ざかっていました。

ある日、父親が経営する会社を手伝っていたときに、キ○ノンゼ○ワンショップの
営業の方が会社に飛び込んで来たのです。

「Macintoshというコンピューターなのですが、デモだけでも見てもらえませんか」

その当時でも本体とハードディスク、プリンタ、ソフトウェアの見積もりだけでも、80万円も
すると言う代物だったのですが見るだけならいいかと思い承諾

営業の方が肩に下げて持って来たのはMacintosh Plusでした。
正直ぶったまげた、おったまげた、びっくらこいた。
なんと言っても、画面で書いた5cm四方のドローの形が、定規を画面に当てて計ってもプリントアウトしても5cmだったのだ!
仕事で普段使っている、ファイリングのような形をしたフォルダ。
コレとソレ、というようなアイコンの概念。
マウスでトントンとノックをすると(扉を)開いてくれる!!

その日から、寝ても覚めても、この新しいコンピュータのことばかり考えていた。
そこで、なんとかかんとか、都合を付けて買ったのがMacintosh Plusと20MBの純正ハードディスクでした。

「外部ハードディスクが20MBもある!!なんて素晴らしいんだ!!」

当時にしては広大なディスクスペースに狂喜乱舞。
一緒に買ったのはエクセル1.1で、漢字Talkのバージョンも1.1
注文したハードディスクが納品される前にフロッピーだけでエクセルを立ち上げようとしたら
フロッピーの差し替えを2~30回ほどしなければ立ち上がりませんでした。。。
こりゃあ大変に腕の運動になりました。。。

イメージライタというプリンタとヘッドを取り替えるとスキャナーになる
素晴らしい製品サンダースキャンも合わせて買いました。
いわゆるプリンタヘッドが右に行ったり左に行ったりしながらスキャンするんだけど。。。
A4一枚のスキャンで約30分ぐらいかかったかな?
もうちょっとかかったかな。。。?

当時創刊された、MACLIFEもおしゃれなパソコン雑誌だったなあ。
この雑誌に求人広告が載ってたんだっけ。

新しいバージョンのOSがリリースされたらResEDITというソフトウェアで
OSの中身を覗いては幾晩もの徹夜をしても平気だったり
アイコンをチマチマ作ったり
ハイパーカードなんてのもありましたね。
とにかく、若くて興奮の時代

定期購読したアメリカのMac雑誌の広告を見て、メモリを注文しようと思い立ち
1MBのメモリがなんと激安特価$99!
インターネットのイの字も無い時代だったのでファックスでテキサスの会社にオーダー!
メモリをフルに積んで4MB!ヤッター!!当時最強のマシンの出来上がり~
(注:Macintosh IIは個人で買う物ではありませんでした、150万円ぐらいしたっけか)

その後いろいろあって、東京へ

岸田さんと出会ったり、重いPortableという製品を大阪まで持っていったら、そこに魚井先生がいたり。
など色々な経験をさせてもらいました。

例のMacintosh Plusは今でも家にあり、電源も入ります。
起動するOSはフロッピーのみで立ち上げるSystem 7.0です。。。

あの日、飛び込みで営業に来たキ○ノンゼ○ワンショップの方には感謝しています。
私の人生を変えてくれました。
おかげで長年の患いも治り、なんとこんな僕でも恋人ができ、受験に成功する事ができました(爆)
ありがとう

ぽーん
松原 政昭
現代のGUIに近い物ができて、早くもン十年。 相変わらずマウスにキーボードというデバイスを使い続けている事に危機感を覚える今日この頃 「う~、マウスはどこじゃ~」 「も~、おじいちゃんはマウスとキーボードが無いとコンピューターを使えないんだから~、いい加減覚えてよね~」 と言われるように早くなってほしいと切に願ってます。

 
僕が始めてあったアップル社員の一人、京都で行われたFMUGのUG合宿に参加していた、僕がこのUG合宿を機にマックを購入する決断をするのは、この数日後。 スキー仲間として、アップルを退職された後もお付き合いしています。 FMUG(FSKI Macintosh UsersGroup ) 当時NIFTYの中にあったFSKIのファーラムの中のUG

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