Vol.96 好きが高じて 星川哲視
LC575
20歳の時に初めてMac(LC575)を購入して以来のMacユーザーです。恥ずかしながら、青春時代にはミュージシャンを目指しており、カセットテープを使用したMTR(マルチトラックレコーダー)から次のステップに移る際に、友達が「音楽やるなら、やっぱMacでしょ」という当時ありがちな認識のもとに購入を決断しました。ソフトウェアは、今はAppleの子会社となったEmagic Logic(当時1.8でした)でした。なぜLogicを選んだかというと、私としてはMacでの音楽制作もMTRの延長線上で考えていたので、基本的に入力はリアルタイムです。Logicは、その頃唯一MIDIのリアルタイム入力の解像度が960だったのです。他のソフトは480でしたので、微妙なニュアンスがでないという理由でした(そこまでのニュアンスを表現できる曲だったかは謎ですが…)。
LC575からしばらくして、Power Macintoshシリーズが発表されました。その「Power」という言葉に惹かれて、特にせっぱ詰まった理由もなかったのに2台目Mac(Power Macintosh 6200)を購入しました。まだインターネットも28,800bpsのモデムでダイヤルアップしており、LANということは考えたこともありませんでしたので、電話線を差し替えてダイヤルアップしていました。知識も全然なくて、画面が固まってしまってどうしようもなくせっぱ詰まって電源ケーブルを…(略 なんて時代でした(今から考えるとコワイです)。
そして次は、時代も進み、ハードディスクレコーディングを始めたいということで、3台目Mac(Power Macintosh 8500)を購入しました。そして、出たばかりのEmagic Audiowerk8というオーディオカードを購入し(たしか、日本での予約5番目だと言われた記憶があります)、2GB HDD(6万円くらいしたような…)に録音していきました。この頃が一番Macを使っていたかもしれません。まだヘビームーンにも入社していませんでしたし、比較的自由な時間がありました(って書くと…)。
次のMacは現役のマシンなのですが、Power Mac G4/867です。いわゆるQuickSiliverというやつで、なんとSuperDrive付きです。しかし、DVDを焼いたことは…片手で足りたりします(笑)。現在はこのマシン、グラフィックカードだけアップグレードしてShadowbaneというオンラインゲーム(まだガンガンやってます)をやる専用マシンとなっています。Macを始めるきっかけにもなった音楽はすでに夢破れ、今は全然やっていません(泣)。今は、Power Mac G5が欲しくて欲しくて仕方ありませんが、先立つものがないため我慢しています。
さてさて、デスクトップマシンに関してはMacオンリーを貫いてきたのですが、ことラップトップについてはWindowsマシンの軽さに惹かれてLet’s Note(B5型)などを使用してきました。どうしても通勤に1時間以上かかるために「軽い」というのが条件の最優先順位になってしまうのです。しかし、昨年末、初めてPowerBook G4 12”(以下、PBG4)を購入しました。その理由のひとつは、やはり「Mac OS X」が使いたかったことです。また、その卓越したスタイリッシュなデザインは所有しているだけで「わくわく」させてくれるものです(特にMac OS Xのアイコンが大好きです。どれもこれもかっこいい!)。これまでのMac歴の中でPBG4は、一番愛しているといっても過言ではありません。
現在のApple関連製品の販売を行なっていく上で、自分がApple製品を使っていないことには、ユーザーのニーズを体で感じることができないと思っています。それは、ソフトウェアでもハードウェアでも同じです。自分が使って良いと思ったことをウェブページの文章として伝えることによって、メーカーの押しつけではない使いやすさなどを、現実味のある形で紹介することができると信じています。これからも、よろしくお願いします。
株式会社ヘビームーン
星川 哲視
Mac好きが高じて、プロオーディオの輸入商社だった株式会社ヘビームーンにコンピューター部門を創設してしまいました。自分が欲しいな、と思う製品をご紹介しています。趣味80%です。(笑)。
なんと、2度目の登場、ヘビームーンの星川さんです。 星川さんが、いかにして、マックとつきあってきたかがよくわかりますよね。
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