Vol.086 はてしなき流れの果てに なかにしひろし
Apple Original MessagePad
Macintosh は大嫌いでした。
高い、遅い、画面が小さい、実用では使い物にならない。
512K の頃かな?
店頭でさわってみた時の感想です(Apple II ユーザのクセに・・・)。
その後、転職した先の阪急電鉄の研究所が、たまたま Mac が標準環境だったのですが、
そんなモノには触れる気もしませんでした。
エプソンの98互換機がお気に入り。
どんな企画書も全部「一太郎」です。
しかしある時に、美しくレイアウトされた Aldus PageMaker の出力を見て、
Mac に興味を抱くようになりました。
いろいろといじってみると、考え尽くされたユーザインタフェースデザイン、
先進的なネットワーク機能、ハイクオリティな成果物・・・
のめりこみました。
1992年から mACademia(まかでみあ)というイベント(?)を関西で主宰しています。
mACademia を評した森川さんのコトバ
「正確にmACademiaイベントを説明するのは難しい。
ユーザー会でもなし、セミナーでもない、オフ会でもない。
でもmACademiaにはそれらの全ての要素が盛り込まれている。」
(日刊!関西インターネットプレス第177号より)
元々は Mac ユーザが集まる夜のお茶会をやりたかったんです。
定期的に、ごく小規模に。
インターミッションにクッキーと缶コーヒーを出していたのはその名残です。
本当は紅茶をポットで出したかった。
でも、生来のハデ好きもあいまって、
mACademia は参加者が数10人~150人を超すイベントになっちゃいました。
Apple が提供し続ける話題は、
近未来のコンピュータ環境とネットワーク環境。
今では消えちゃったアイデア、会社、仕様もたくさんありますが、
常にワクワクさせてくれる世界でした。
現在で通算74回になるのですが、
諸般の事情により去年の夏より開催が滞っています。
以前も仕事の関係で1年半ほどのブランクがあった時期がありました。
ブランクの後の1995年以降は「インターネット」をテーマとして扱うことが多くなりました。
“mACademia” という名称にはとらわれず、自分がおもしろいと思うモノ
ヒトを次々と紹介してゆく、というスタイルに落ち着いてきたのがこの頃です。
(ああ、テルミンの演奏会やりたいなぁ・・・)
ところで「諸般の事情」というのは、以下の3つです。
・本業がむっちゃくちゃ多忙になった。
・定例の会場を利用することが難しくなった。
・この業界にワクワクすることが少なくなった(もう飽きた?)。
特に3つ目は要注意です。
本業が多忙になり、新たな話題や人脈の開拓を怠っているだけなのか、
本当にワクワクする話題が少なくなってしまったのか・・・
それとも、歳なのかなぁ。
2004年はビジネスもプライベートも大きく変化をさせようと思っています。
やりたいことが山積みです。
サイトのリニューアルもしなくちゃ。
mACademia は、しばし仕込みの期間に入ります。
では、またね。
(なかにしひろし)
大阪最大のMacintoshユーザーグループ(異論もあります。活動がマックに限っていないので、、)mACademia代表の中西さんに無理をお願いしました。いつもmugnetでもお世話になっております。大阪で非常に多忙な中、マックな活動を続けている方です。
(MacTreeProject)
なかにしひろし@センス・オブ・ワンダー
http://www.mACademia.org/
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