Vol.085 道具であり鍵であり、そして・・・・ もー

え、マジっすか、書いていいんすか?、、岸田さんから依頼が来ましてビックリ。いとしや書いてって。。。

はい、わたしとMacintoshの最初の接点といいますと、学生時代にバイトしていたデザイン会社にあります。それ以前にも「Apple」とゆうブランドに対して憧れはありました。中学生の時に見たApple Portable、マジで欲しいと思ったApple IIc、写真でしか見たことなかったMac、、でも舶来の高級品。当然ながらどう逆立ちしたって手が出ません、中古のPC8001をバチバチ叩くのが関の山でした。
その後、私の中でのマイコンブームは去り、高校生の私は回りの友人たちと共にバイクにハマって行くことになります。
そして大学生となったある日、マイブームは去っていましたが、コンピュータそのものに対する興味自体は持ち続け、チラチラ雑誌などを見て、Macintoshや他のパソコン(PC88やX68000など)を気にしつつ。バイクのパーツ代やツーリング費用を捻出するためにバイトに精を出す日々だったのです。
幸いにもバイトはコンピュータを使ったデザイン製作。こう見えても工学部出身(笑)ですので、デカイUNIXマシンとワークステーションを何の気もなしに使っていました。
それがある日突然、Macintoshに入れ替わりました。IIciでした。そこにはコマンドプロンプトも十字カーソルも3ボタンデジタイザもありませんでした。21インチモノクロの目茶苦茶重たいモニタと洗練されたスリットの入った箱、ボタンが一つしかないマウスに女神の絵がでるアプリケーション。
いきなり憧れのマシンが目の前に現れたのです。例えるならば、ごついトラックで仕事しているところに颯爽とモノクロのフェラーリが現れた感じでしょうか(分かりにくい例えだな)。
本当のところは戸惑いました、しかし最初の10分で疑心は確信に変わりました。
「これは楽しい!」。業務で使っていたアプリケーションはIllustratorだけでしたが、あれよあれよと全然仕事に関係ないHyperCardやパソコン通信、日本橋で買った怪しい英語版のゲーム(おい仕事しろよ)にハマりました。今にして思えば、IIciは仕事道具であり鍵だったのです。

それからしばらくの間、平和で楽しい日々が続いたのです。「インターネット」に出会うまでは。
雑誌やパソコン通信のフォーラムに聞きなれない「インターネット」なる文字が。ん、?なんだそれ?楽しいのか?。
当時、自宅にはPowerMac7500/100がありました。68kの混乱が収まり。やっと手に入れた最新機種でした。雑誌を買いあさり、どうやったらインターネットなるものに繋がるのか、苦闘の日々が続きました。インターネットマガジンを片手に日本橋でモデムを買い、電話線につなぎ。付属のCD-ROMに入っていたなんちゃらPPPをインストール。「ピーーーヒャラララララ・ブッ」とモデムが反応して、FLOPPY DISKに入っていたinfoMosaicを立ち上げる。。。。。(爆弾でたよおい)、、、よーく調べたらメモリが足らんのではないかと、、IIciのころに比べると安くなったと言われていた当時のメモリ。それでも個人で買うには清水の舞台どころかサンシャインから飛び降りるくらいの根性が必要でした。そうこうして初めて見た、米国ホワイトハウスのページが表示された時には脳髄に軽いエクスタシーを感じてしまいました。後はお約束のプレイボー(以下自粛)

Webに新しい感激と可能性を感じつつも、それまでは一人で画面に向かって新しい情報に心の中で「へぇへぇボタン」を連打しておりました。
ところで、インターネットってブラウザだけなのか?、、あ!メールがあるのか、友人とのメール交換、へへ!楽しいな。思えばユードラと出あったのもこのあたりでした。

とある(運命の)日、Macの雑誌をパラパラ読んでいたら、MacTreeの文字が、「へー、Macの情報を集めてはるんや、べんりやな~」などとのんきに見ながらブラウザを立ち上げてポチポチURLを入力(今、思えば検索エンジン使えよって感じですね)。ふむふむ、ん?メーリングリスト?なんじゃこれ、おー!メールを使って情報交換か!夜しか読めん(テレホーダイ)が入ってみるか。。ポチ!
その瞬間すさまじい数のメールが!!その熱気!その情報量にのけぞりました。初めて入ったメーリングリストがMacTreeMailingListだったのです。たちまちハマり、投稿したり流れてくるメールを見てうーんと考えたり、どこか懐かしい感じが・・そう!なにかアマチュア無線に通じるものを感じたのです。
そうこうするうちに主宰の岸田さんがオフ会をやるとのメールが流れてきました。え?どこでやるの?京橋?!。ワーイ行きます行きます。元来尻の軽い性格のため、その手のモノにはすぐ顔を出すのです。何度かオフ会に参加するうちに・・・あれ?Projectのメンバーに名前が(笑)

思い返すと私にとってMacは仕事用の道具を越えた存在、もちろん今もMacを使って仕事しています、でもたくさんの友人に出会う鍵であったり、楽しい時間をすごすための入り口であったり、いろんな形でそばにいました。これからもよろしくね。

最近、自分のマシンをMacOSXに完全に移行しました。漢字Talkに出あった時のインパクトは残念ながらありませんが、ワクワクする気持ちは今も変わりません。さあ、次はなんやろ~?

(もー)

MacTreeのデザイン部門担当のデザイナーとして、がんばってくれているもーちゃんです。こんなにみじかにいながら、お願いしていなかった、オールドマックのコレクターです。彼の家には、その為の部屋があるとか、、、

(MacTreeProject)

もー

「名前「もー」」(本名は伏せてくださいませ)「まいどっす!もーっす!忙しいっす!」が口癖のMacTreeProjectのメンバーです。オフ会の常連からそのまま岸田さんに巻き込まれ・・もとい、さそわれて参加させてもらってます。オフ会宴会部長でしたが、最近多忙なため降格されそうな・・・(^_^;)。

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