Vol.82私もよ リアルピープル BASICから 鈴木 “dekosan” 秀子

Performa575

うちのMac初号機は「Performa575」我が家にやってきたのは1995年の春の事でした。
この子を買うのに夫はそれまでの1年間、どのMacにしようか?とMacFan誌などのMac系雑誌であれこれ調べ、近くのダイエーの家電売り場や秋葉原に出向き、いろいろと見て回り。私と娘も夫と共にお店に行きました。娘は夫と一緒にMacを触って面白がっていましたが、私はというと少しはMacを触ったりしてはみたものの、途中からMacで遊んでいる彼等を残してスーパーで買い物をしたり、秋葉原では家電品を見て回っていました。(つまり、普通の主婦?してました。)というのも、そういう普通の家電品店の店頭に置いてあるデモ機はほとんどが機能制限がかけられていて、またフリーズしたままで放置されているものも多く、満足に動かす事が出来ないものばかりでつまらなかったからです。さらには当時の私はパソコン自体あまり興味がなかったからなんです。
(今の自分からみても信じられないけど!?実は、そうだったんです。)
ですから、Mac以外のPCも、並んでいるものを見ようともしませんでした。
(今思うと、これは正解でしたね(爆)

そんな中、欲しいMacもようやく決まり「~575」が、我が家にやってきて、いざ、自分の(家の)Macとしていじった時の驚きといったら、多分、昨今の「スイッチャー=リアルピープル」の方々にまさるとも劣らない衝撃だったと思います。

『な、なに?これ?』
『え?これがパソコン?』
『うそ?ほんと?なんで、こんなに??』
『 ” 簡単 ” なのぉおぉおおお~~~~~?!!!!』

もうそれからは、目から鱗が落ちっぱなしの毎日。
(あとは現在にいたる私のMac三昧へと続くのですが、)

さて、なぜパソコンに全く興味のなかった私が、そんなに?(初めてのMacで)びっくりしたのかといいますと、それまでの私にとっての『パソコン』とは、’83年に夫と結婚した時、夫が会社の同僚達から『結婚祝い』にと戴いた某社の某PC/BASICマシンが最初で、、、。
(これは私になんの相談もなく決めてきまして、(…ぶちぶち(笑)
これが私の「パソコン=摺り込みマシン」となり、(翌年「Macintosh128K」がデビューした事も露知らず…)しばらくはそのマシンで、(独身時代から)TK80をいじっていたという夫はポチポチとBASICを打ち込んでは嬉々として遊んでいました。が、
私はというと、

・そんな夫を横で見てるだけ、(見せられていた、、ともいう。(笑)
・夫がセットアップしてくれたゲームをしただけ、
・ほとんど使った記憶のないプリンターのカバーをミシンで作ってかけてあげただけ、、、。

くらいなものでした。(笑)
しいてよく使った事といえば、夫に表計算ソフトを入れてもらって自作の集計表に毎月いただく給与明細書の中身を入力した事くらい、でしょうか。
(でもこの入力作業は、昔からキーボード大好き人間だったのでけっこう、はまりました)。

そんな私に夫は一生懸命BASICの基本を教えてくれるのですが、(マシンの権利の半分は私のものでしたしね(笑)でも、元来右脳人間であるこの私の頭にBASICの概念など全く何ひとつ残らず、今、記憶にあるのは「go,then,if,to』この四文字くらい。。。
つまり、私の中では、BASICにしてもなんにしても当時「パソコン=プログラミングして使うもの」という固定観念がそのマシンによって出来上がってしまっていた。という訳です。

まどろっこしい事が大嫌いな下町気質の私は、そんなめんどくさいコンピュータ言語をぽちぽち打ち込んでまでは触る気にもなれず、また夫の方も他の趣味が忙しくなったりして、いつの日か「パソコン」というものは私たちの生活の中から消えていき(数年後にMacに出会うまでは)まったくといっていいほど縁もゆかりもない生活をしていました。もっともその間、夫が何度か新しいPCを買おうか?と言う事もありましたが、「う~ん,,,,,?」と私の一言でおしまい。夫もなぜかそれ以上欲しがらず、、というのも、彼も実はその頃から次のパソコンはPCではなく『Macが欲しい~』と騒いでいて、(本人はその記憶がないと言うのですが、、、。)
『いつかはMac、いつかはMac…いつかは….Mac (T.T)』と泣き、もとい、画策していたからなんですね~。。。

そんなこんなで、初めて我が家にやってきた「Performa575」は私のそれまでの「パソコン」というものに対する、誤解、固定観念そして先入観をものの見事に払拭してくれた記念すべき第1号機なのでした。
現在、我が家にMacが二桁に増えた中で、初代iBookタンジェリンからホワイトiBookそしてPowerBookG4 12 へと続く ”自分専用”のMacを持つ事で、Macは自分を映す鏡であり、自分の中身を投影させて自分自身を再認識させてくれる友人、いや「親友」ともいえる存在なのではないか?と思う今日この頃であります。

追伸:
最後に、今ではMacのない生活は考えられません。
それはMacを愛するみなさんの共通の想いだと思います。
夫と共にMacなお友達もたくさん知り合う事ができました。
また、この「林檎いとしや」の中にも紹介されているたくさんの友人にも出会う事ができました。この事はMacを使っていたからこそ実現した(私の生活・人生における)「Macの波及効果」なのではないか?と思います。とても素晴らしい事ではないでしょうか?

(鈴木 “dekosan” 秀子)

鈴木 “dekosan” 秀子さんの登場です。関東のマックなイベントには、よく見る顔、、最近は銀座がおきにとか、、そう、順さんの奥様です。いつもののりで快諾いただきました。

(MacTreeProject)

鈴木 “dekosan” 秀子
六色林檎奥様

年齢:内緒
出身:横浜市
子供:ひとり
夫 :ひとり
趣味:Mac/音楽/ライブを聞く、見る/映画を見る、、他いろいろ
HN:六色林檎奥様 他いろいろ(内緒‥ (^^;夫の影響でMac使いの道に入り込み、いまや夫以上に突き進んでいる(…かもしれない)最近、銀座に出没回数の増えているMacな妻。

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