Vol.59 iBookのカスタムマイズは楽しい 田中光信

iBook DualUSB/500Mhz

Appleの発表するパソコンは、いつも時代を先取りした斬新なデザインである。初代iBookもそのひとつで、貝をイメージとしたすばらしいデザインで発表され、現物をみることもなく、オーダーしたユーザも多かったと思う。そして2年後、まったくデザインが違う2代目iBookが登場した。直線的なデザインと光沢あるホワイトが実にうまく融合した、それはそれはとても新鮮なフォルムであった。
新しいMacが発表されると、まずはバラす!と言うコンセプトも持つ「こだわりさんのお部屋」の一部メンバーは、さっそく「新iBookバラしオフ会」なるものを開催した。さらに、こだわりメンバー歯(はい!須山歯研)は、ポリカーボネート筐体の新iBookの裏側から塗装を剥離し、初代iBookに似せた「タンジェリンカラー化iBook」を実現した。そこで、この塗装剥離法をヒントに「バラさんでも透けて見えるやん!」をコンセプトに透明iBookを製作することとなった。先述したとおり、オリジナルの筐体からホワイトの塗装を剥離することでアッパーパネル(液晶側)、ボトムケース(筐体底側)とバッテリはクリヤーなパーツとなる。しかし、問題となるのは、トップケース(パームレスト部分)。このパーツもクリヤーにならなければコンセプトに反する! そこで、このパーツを自分で製作すればということで作業を開始した。何分、樹脂や成形技術についてはド素人、何をどうすれば良いのか、まったくわからない僕は、東急ハンズへと情報収集に奔った。そこで薦められたシリコン材料と樹脂を購入、バラしたiBookで型取りを行い、樹脂を流して第一弾のパーツを完成させた。
しかし、出来上がったものは小さな気泡が無数に不均等な肉厚の樹脂パーツで、それはそれは悲惨なものであった。これは人に見せられるものではなかったが、大胆にも「こだわりさんのお部屋」のサイトで公開してしまった。これが予想外の大反響となった。「こだわり的には納得いかん!」ってことでシリコンと樹脂材料を再検討し、再製作することとなってしまった。そして、ブレニー技研の阿部さん(現在こだわりメンバー)と出会い、納得のいくクリヤーなトップケースを完成させた。さらに、これらのパーツを組み込んだスケルトンiBookを東京ビックサイトで開催されたMacworldのブースで展示することとなった。そこでは、海外からの取材陣の取材攻めにあった。それは樹脂成形などまったくのド素人が、苦労を重ねて製作した作品を評価されたうれしい出来事であった。
iBookに限らず、Macは自分だけの仕様にカスタマイズするのが、ほんとうに楽しいパソコンですね。

(田中光信)

 

Apple UserGroup こだわりさんのお部屋の元室長で現管理人のdr-mipこと田中光信さんです。画像にもある通り、クリアにしたiBookで話題の中心人物。バラシを自分の天職と思っているとかいないとか、この型のiBookが出た時に、メンバーの本沢君が買ったばかりのIbookをもって大阪まできてばらしオフをやったことは伝説に、、、

(MacTreeProject)

田中光信
こだわりさんのお部屋

dr-mipこと田中光信、Apple UserGroup こだわりさんのお部屋の管理人である。日ご ろ、ヒトの遺伝子のバラしをしている農学博士。やはり、クセなのか、Macもバラし て研究?をしなければ落ち着かない。新しいMacが発表されれば、いち早く購入、保 証書をゴミ箱に捨て、バラす! これがたまらなく、やめられない(笑)

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