Vol.51 モバイルと言う概念 田中　潤

PowerBook Duo280c
岸田さん、MacTree7周年おめでとうございます。今でこそ、みんなで「巨大、体長３メートル、体重２トン、遠近法を狂わす男」等と「親しみを込めて（笑）」からかっていますが、私がUselessMacを始めた６年前は、まだ日本語で読めるMac情報のサイトは非常に限られており、その当時は、岸田さんのMacTreeは本当に大きな存在でした。その後、EXPOで初めてお会いした際は、本当に（実寸が）大きいのでビックリしたのですが（笑）。で、今回書くDuo280cはUselessMacを始めた当時に入手したマシンです。私が初めて使ったMacはPowerBook180cだったのだが、このマシンはとても外に持ち運んで使おうなんて事は考えられないほど、重たくておまけにバッテリーは長く持っても30分という代物だったしインターネットもまだ普及して無かったので、とても今で言うモバイルなんて使い方出来ませんでした。その後、急速にインターネットが普及して私も自身のサイトを始めた頃に入手したのがDuo280cでした。68040/33MHzとすでにPowerPCに移行しているデスクトップマシンに比べれば非力なCPUだけど、2.1kgと軽量で持ち運びも苦にならない重さで、本体にはシリアルポートとモデム（14.4kbs)のモデムポートが付いていた。バッテリーも1時間半ぐらいは何とか持ったので、モバイルユースのマシンとしては最適だった。当時、勤めていた会社では海外出張も多くて、その度Duoを連れて行き、業務連絡より海外から自身のサイトUselessMacを更新出来る事が本当に嬉しかった。国内でもDoCoMoから発売されたモバイルデータアダプタ96F-1を入手して携帯電話を使って（遅いけど）どこからでもネットに接続出来る事に感激したのを覚えている。98年に団長らにそそのかされて（笑）2400を購入するまでDuoは本当に頑張ってくれた。今となってはよくあの小さな画面でやってたなと思うが、モバイルと言う概念を実感させられたのがDuoだった。今でこそ、PowerBookやiBookが
あればどこでもネットに接ぐと言うのは当たり前の事だけど、あの当時は凄く新鮮に感じた事が懐かしく感じる。今でもDuoは現役でiBookと同じテーブルに並んでいる。めったに使うことは無くなっく、たまにWebの確認用に使う程度だけど元気です。

（田中　潤）
旦那、毎年年末に行われる、全日本Mac系サイト大忘年会の仕切人。彼がまとめてくれるからあの壮絶な忘年会が毎年実施されている。今年はあの会場がなくなっているので、行われるか？また会場が変更されて行われるか、今から楽しみにしていますね。

（MacTreeProject)

田中　潤
Jun Tanaka

本来のハンドルネームは「UselessMac」なのだが、何故か「旦那」,,もともと映像制作業務（いわゆるディレクターと呼ばれる職業です）だったのですが・・・・ その後、某マックショップ社長を経て現在は謎の存在。
UselessMac