Vol.040 いつも一緒にいたいのだ 高岡哲也

iBook
PowerPC G3 500MHz
CD-ROM
FireWireポート×1基、USBポート×2基

初めて間近に見たMacは、出向先の先輩が持っていたPowerBook145。
当時私が持っていたPC9801 NS/Eにはないリアリティのある音と、
洗練されたボディに目を奪われた。
すぐさま欲しいと思ったが、「最初のMacがノートだとつらいよ」という
先輩の言葉と、同時に違うOSのマシンを使いこなすことはできないと思い、
買うにはいたらなかった。

それから数年間、MacにはあこがれつつもPC98~Windowsな生活を
続けていた。

2000年の夏、PDAが欲しくなった。
いろいろ調べた結果、Palmがいいのではないかという結論に達した。
丁度その頃、SONYからCLIEが発売され、SONYファンである私は、
迷うことなく発売初日にそれを購入。
PalmのユーザーグループであるPUGOにも参加するようになった。
PUGOは元々、MacのユーザーグループであるMUGNETから派生したという。
そのせいか、メンバーのMac所有率が妙に高かった。
聞けば、PalmのCPUは68kに似ているという。
この時点で、Macに少し近づいたのかもしれない。

PalmとPUGOに慣れた頃、Macの祭典であるiWeekが開催された。
PUGOもブース参加することになり、”イベントは外から見るより内側から
参加する方が楽しい”と思っている私は、無謀にも、Windowsユーザーで
ありながらPUGO&ぱむりんブースのスタッフとして参加することにした。
気がつけば、ブースの現場監督的な役割も担っていた。(見かけだけだが)
大変だったが、Macコミュニティーの雰囲気を感じることができたように思う。
人とのつながり、一体感。Windowsの世界では考えられない事だった。

そして、iWeek直前に白いiBookが発表された。
シンプルなデザイン。それなりに手頃な価格。
iMacをあこがれつつも購入するまで気持ちが盛り上がらなかったが、
正直言って、白いiBookには一目惚れしてしまった。
iWeekが終わって程なく、店頭にてCD-RWモデルを注文した。
(後にCD-RWモデルはApple Storeでのみの販売となり、それも影響してか、
実際に納品されたのは発売から約1ヶ月後のことだったが)

iBookが我が家にやってきてから、多くの作業をMacで行うようになった。
AirMacも導入し、快適なワイヤレス生活を堪能している。
家の中だけにとどまらず、AirMacカフェにiBookを持ち込むことさえある。
iPodまで購入し、外出の際には欠かせないものになっている。
今では、当然のようにMUGNETに参加して、その上あの瓜生さんの後を引き継いで
“3代目宴会部長”にまでなってしまった。

iBookがやってきてから生活パターンまで変わってしまったかもしれない。
いつもどこかにAppleがある生活。
もう公私共々、Mac無しの生活は考えられなくなってしまったようだ。

思えば、初めてPowerBook145を見たあの日から、私がiBookを買うことは
定められていたのかもしれない。
もし、iBookが壊れて修理不可能になったとしても、次のマシンはきっと
ノート型のMacなんだろうと思う。
人前に出しても恥ずかしくないどころか、自慢したい、いつもそばに置いていたい。
そんなマシンがiBookなのだ。

(高岡哲也)

 

哲っちゃん、MUGNETの宴会部長。windowsユーザーからmacの世界に最近は行って来た人物。それが、なぜか、最初から、宴会部長、、というか課長クラス。居るだけで周りが明るくなるタイプの人物です。彼に会ってみたい人はMUGNETまで来てね。

(MacTreeProject)

高岡哲也
哲太郎

ハンドルは哲太郎。 MUGNET3代目宴会部長にしてPUGO黙認写真係。 かくしてその実体は単なるいじられ役。 どう考えても林檎いとしやに登場した人の中で もっともMac歴が浅い(はず)。 ’01年の6月にiBookを手にしたばかりだが、 ずいぶん深いところまで来てしまったような気が・・・。 でんでん虫

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