Vol.027 AV MacとQuickTime JOE as 村上丈一郎

Quadra 840AV to

PowerPC 8100/80AV

with QuickTime

Appleが生み出した技術は様々ですが、Appleを代表する技術、それがQuickTimeです。

マックとの最初の出合いは1986年の後半。大学の先輩の家で触ったMacintosh Plus。それはとても可愛く、そしてお馬鹿さんだったのを覚えています。日本語すらまともに使えなかったのですから(笑)

その先輩が渋谷にロックオンカンパニーという楽器とコンピュータの販売店を始め、そこのアルバイト店員としてSE/30でPerformerなどのシーケンスソフトをいじっていました。

学生時代に会社立ち上げのため中古のIIcxを購入。経理から顧客管理、シーケンサーにお絵書きマシンとして活躍しました。このマシンにTARGA2000という当時は目玉が飛び出る価格のキャプチャーカードを積んで、映像編集の仕事に手を付けたからさあ大変。メモリーはたったの16MB、内蔵HDは40MBではどうしようもなく、外付けで2GBを2台積んでのRAID。こんなんでまともな編集ができる訳がありません(^^;;

そして登場するのがQuadra840AV。第3のMacと呼ばれ、DSPチップを内蔵。リアルタイムでキャプチャリング可能と言われれば、映像の仕事をしている身としては大借金をしても買うしかないでしょう!

ところがその実力は期待には程遠く、ノーマル状態でフルモーション映像を取り込めるのは、120*80サイズがやっとという状態。現在のマシンパワーとは比べ物になりません。当時は雑誌の誇大な賞賛を鵜呑みにして購入したため、マジで泣きました。しかしながら、Etherポート(AAUI)を搭載し、GeoPortを装備、DMAをマトモに実現した初めてのMac。周りに自慢するには十分なマシンでした。匡体スタイルも大好きです。結局、このマシンに前出のTARGA2000を積んで映像制作の道に本格的に入って行きました。このマシンがなかったら、マック道にここまではまっていたかどうか…。

このQuadra840AVにはPowerAppleキャンペーンの特典付き。6万円で8100/80AVにバージョンアップしました。もっとも、バージョンアップを申し込んで実際にその恩恵を受けるまでに1年近く待たされてしまい、アップルからお詫びの印としてQuickTake100を贈られた事を付け加えておきましょう(笑)

この840AV→8100/80AVは、今でも現役WEBサーバマシンとして活躍しています。Sonnet
TechnologyのCreschendoG4のお陰で現役のマシンにもひけを取りません。アップルが暗黒の時代へ突入する直前の落とし子。メインマシンとして活躍する事はもうないでしょうが、今後も大切にしていきたいですね。
『Macは文化』とまでは言いませんが、何故か私の周りにはマックユーザーだらけ。やはり呼び合うのでしょうか、気が合う人がマックユーザーだったということもしばしば。気が付けばマックお宝鑑定団の副会長となり、自宅兼事務所はマックで溢れています。たかがコンピュータにしか過ぎないものに、何故にここまで惹かれるのか…。その答えは、この文章を読んだ皆さんがそれぞれにお持ちでしょう。それぞれの立場でMacをそしてAppleを応援し、時には叱咤激励し、共に歩んで行きたいと思っています。

(JOE as 村上丈一郎)

 

JOEさんと言えば、お宝鑑定団の副会長というイメージが強烈に強いのですが、非常に個性豊かで、パワーある人です。
でも、マックに関してはやはり、お宝だけあって、濃い、、、ですねーーー
そう、最近のユーザーにはその昔、アップルが純正で機種のバージョンアップをサービスとして売っていたという事実を知らない人も多いんではないでしょうか??
3世代ぐらい、越えて使われたマシンがあったですものね。

(MacTreeProject)

JOE as 村上丈一郎
Joe Murakami

マックお宝鑑定団副会長、(有)デジタルクリップ取締役。
AlwaysmacのWeb Master。
映像制作、Web制作が主な職業。データベース制作も行う。公私共にマックがなくてはならない生活を送っている。
ALWAYSMAC

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