Vol.3 念願のお出かけマック けんぼう

PowerBook100CPU:モトローラ社製68HC000 16MHz
メモリ(メモリタイプ):2MB/最大8MB
内蔵ハードディスク:20MB、40MB
外部1.4MBフロッピーディスクドライブ
ディスプレー:9インチ
漢字Talk6.0.7.1
トラックボール:直径25mm、2ボタン
Macintosh標準配列のキーボード カナ付き
内蔵モデムポート
高さ:4.6cm
幅:27.9cm
奥行き:21.6cm
重量:2.3kg 

 「え~っ!Appleからノートパソコンが出るんだって!」すごい興奮していた日々がありましたね、8年前。懐かしい。ウキウキ気分で秋葉原探索していたのを今でもよく思い出します。

Macを外に連れ出せたらどんなに楽しいだろぉ。でも当時のラインナップで手軽に持ち運べる機種といったら高嶺の花だった彼しかいなかったのです。Macintosh Portable。高価なMacが並ぶ店内でも一際、彼は目立っていた。彼は、「どう、買えるものなら買ってみたまえ。」と、ディスプレイ越しから語りかけているようだった。値札に目をやると¥998,000。・・・見なかった事にしておこう。

美しかった液晶が頭の片隅に残りつつ、猫のように関心事を次へ移す。ワーイ、このMac再起動しーちゃえっと♪「フォファファ フォファファ フォファファ」?!何なんだ、今の起動音は!フルート3重奏なんて初めて聞いたぞ!キレー!などと、ゲームセンターの様にMac屋さんの中で遊んでいた日々が多々ありました。

幾日か経ち、遂にPowerBook3機種が発表。うぎゃ~っ、欲っすぃーよーん!ビンボーな私でもPowerBook100なら何とか手が届きそうな価格。どうしよお!ところで今思えば、最新のVAIOにも引けを取らないぐらい美しい、洗練されたデザインだったんだよね。これが当時SONYが作ったって話は最近話題になってるよね。でも当時はデザインよりもまず値段のことで頭が一杯だったよ。とにかく安くなったって。それで、買いたいよーーー衝動にかられ、遂に念願のPowerBook100と増設メモリ4MBを手に入れちゃったのです!念願のMacでモバイル生活。

だがしかし、梱包から出したこの後からMacユーザに多く見られる、マニュアル見ろよ!事件が多発するのであった。「電源ボタンが無いぢゃん!この上下のボタンは何?シフトキー連打でピュルピュル変な音がするっ!」どうでもいい問題もあったが、そんなこんなで様々な難関を越えて、かなり操作に慣れてきた。

「えっーと、ここにこーゆーフォルダを作って、ムフッ!」端から見るとかなり怪しい人物にみられてもおかしくない。でもこんな些細なことが楽しいのである。

あとは、私にとって劇的な出会いだったソフト達、SuperPaintとファイルメーカーもインストールし、楽しいセットアップも気づくと夜中になってたっけ。すっかり自分色になっていったPowerBook100。会社に連れて行けばしっかり仕事をしてくれるし、友人宅に出かければいろんなゲームで楽しませてくれる。

お外で使う楽しみを教えてくれた初めてのマシン、PowerBook100。Macを連れ出せるあのワクワク感は、今の相棒、PowerBookG3でも同じだよ d(^^)

(けんぼう)

 

山内氏との出会いは、自分がファイルメーカー系とサーバー系のWebPageを探しているときに彼のHPに行き着いたのが始まりです。彼の運営しているMLにかなり初心者的な質問をしたのにまじめに答えてくださったのが嬉しかったのを覚えています。その後もファイルメーカーの使い方など質問したりして氏の手を煩わせています。叉氏の御知り合いにはファイルメーカーの達人も多く集まっておられて誠に頼りになる人であります。未だに御顔を拝見したことが無い、本当のネット上での知り合いです。いつかOFFしましょうね。

(MacTreeProject)

けんぼう kenbow


本名:山内健一郎 やまうち けんいちろう 埼玉県所沢市在住 Macintosh IIからハマり続けてはや11年前。 短気な性格なのによくMac一途でここまで浮気せずに来れたのか自分でも不思議です。 特に当時からネットワークに興味があり、それらを生かしたソフトTimbuktu ProやファイルメーカProが大のお気に入りです。 自分のホームページ「K’s mix」にて、MacでSOHO環境を簡単に作る事例やファイルメーカ初心者向けの記事を公開しています。是非遊びに来てみてね~。http://www.din.or.jp/~keny/

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